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3Dスキャナ型三次元測定機の使用感
2019-04-10
昨年導入したキーエンス製3Dスキャナ型三次元測定機VL-300を半年間実稼働してみた感想です。
(あくまで当社が測定機として使用した感想です。)
 
最近お問い合わせを数多くいただき、みなさん3Dスキャナ測定がどんなものなのかご興味あるようです。
 
まず、当社が以前より三次元測定機や形状測定機、画像測定機で行っております、
図面記載寸法の測定作業。
3Dスキャナを使えばもっと早くできませんかというお問い合わせがあります。

しかしまだまだ3Dスキャナはこれに取って代わるものではないという印象です。
 
指示データムからの寸法測定や、
面幅、高さ、穴径軸径測定は
既存の測定機の方が早く正確です。
 
3Dスキャナの得意なことは
サンプル外観をデータ化して、
サンプルA-サンプルB または 設計モデル-サンプル を比較し
その差を発見し、数値化(可視化)することであると思います。
 
もちろん3Dスキャナでサンプル単品を測定していくことも可能です。
外観面のうねり状態を調べたり、
エラストマ等の接触不能なサンプルの測定は3Dスキャナの方が優れている場合もあります。
 
また、測定した数値だけでなく、その結果をカラーマップ等で可視化して報告書を作成可能なので、
お客様への報告、説明がとてもしやすいです。
 
測定形状がデータとして残りますので、
サンプルを破棄、返却後でもスキャンできている箇所であれば
後から数値を引っ張り出せるということも強みの一つと言えるでしょう。
 
3Dスキャナの測定測定方式ですが、
カメラによる撮影ですので
深穴や狭小部、高低差のあるサンプルは測定できない場所が出る可能性があります。
 
また、かなり強いライトをいろいろなパターンで照射して撮影しますので、
反射(ハレーション)防止の粉を吹き付ける必要がある場合が多いです。
目安としては部屋でサンプルを見たときに、そこに天井の蛍光灯が微かにでも映っているものは吹き付けの必要があります。
(反射防止粉あり、なしではスキャンデータの正確さが見た目で判別可能なほど違います)
拭けば落ち、洗えば完璧に取れる粉ですが、超精密部品には適さないかもしれません。
 
もう一つよくご質問を受けるのが、
スキャンデータ=3DCADデータとして使用したいが可能かどうかということです。
 
スキャンしたデータは.STLという小さな三角形の集まりデータで出力されます。
このあたりは専門ではないので詳しくないですが、
3DCAD(stepやiges)からSTLへの変換は比較的簡単にできますが、
STLから3DCADへの変換はかなり高度なソフトが必要です。
よって当社内では難しい作業となります。
(変換可能な業者をご紹介は可能です)
 
いずれにせよ3Dスキャナのような非接触の測定機器は
これからどんどん技術革新が起こり発展していく分野であると思っております。
いつかは従来の接触式の測定機を超える日が来るのかもしれません。
 
そのいつかの時、戸惑わずに
お客様へ変わらず最適な測定方法をご提案できるよう
日々精進してまいります。
 
ご興味ある方はお問い合わせください。
記載写真は開発部品のため一部のみです。
エコー計測 小林

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